四葉技研

面白そうなもの・旅・ホニャララを自分向けに記事を書いてます。

気がつくと、僕は木の舟に乗り水に浮かぶ廃墟の中を探索していた。

いや、廃墟であるかはわからない。廃墟にしては綺麗でとても幻想的な場所だった。

奥に進んで行くと、机の置かれた陸地と少女を見つけた。

彼女は朝食を食べていたようだ。

そして、私に生卵の入った皿を差し出して

「もう、私は食べないから食べてもいいよ」

と僕に食べるように勧めた。

僕はこんな場所でどれだけだったのか分からない卵を食べたくはなかった。だけど彼女が望み喜ぶのであれば食べたいとも思った。

僕が食べるかどうか悩んでいると高校から一緒の大学に進学した友達の女の子が現れた。

僕は彼女に得体の知れない卵を食べるところを見られれば今の関係が消えてしまうのではないかという不安を覚えた。

僕はひとまず世間話として将来の話を訊ねた。

彼女は聞いたことのない大学の院でもっと勉強すると言った。

それはきっとすごいことだと思ったし、僕の知ってる彼女ではないということにも気がついた。彼女は就職に向けて頑張っていたはずなのだ。

「そうか…ここは僕の作った世界なのか。」

よく知った彼女は僕に何も聞かずにいつの間にか消えていた。

僕は夢で初めて出会った少女の得体の知れない生卵を食べて目を覚ました。